カジノの発祥はフランス!そこからヨーロッパ各地へと!
2016/06/22

「カジノ(casino)」の語源は、イタリア語で「家」を表す「casa」であり、もともとは王侯貴族たちが所有する別荘を意味していました。
これが時代とともに娯楽施設を備えた社交場へと変遷し、その後一般大衆も参加できる遊技場としてヨーロッパ各地へと広まりました。
現在のカジノの原型は、ルイ15世(在位:1715-1774年)の頃にフランス貴族の聞で生まれたといわれます。
その後、ヨーロッパ庶民の間にも賭博場が広まり、カジノはギャンブル好きの民衆や無頼漢たちのたまり場となりました。
それとともに、各国はさまざまな規制を作り、不正や違反者を取り締まるようになりましたが、フランス革命後はそれらの規制も取り払われ、制限のないカジノはさらに流行を極めていきます。
カジノ禁止令を出したナポレオンも、カジノからの税収が減少すると方針を一転、「都会から離れた保養地は特別」など例外を認めるようになりました。
現在でもヨーロッパのカジノが保養地(観光地)に多くあるのは、この理由からです。
その後、フランスの税金収入が回復する様子を見てヨーロッパ各国も規制をゆるめ、さらにカジノは
各地に広まっていきました。
現代はさらにインターネットの進化とともにネットでギャンブルをする人たち向けのオンラインカジノなども需要が高まりつつあります。